映画「トイストーリー4」のネタバレ、感想

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こんにちは。
今回は、滅多なことでは涙を流すことなんてないアイアンハートである私の涙腺をグダグダにゆるませた最高傑作『トイストーリー』シリーズの4作目をご紹介させてもらいます。

 

トイストーリー4のあらすじ(ネタバレ)


トイストーリー1、2にこそ登場していたものの3では存在が明らかなっていなかった、ボー・ピープを覚えていますよね?
ボー・ピープはアメリカに昔から伝わる童謡「Little Bo Peep」に登場する羊飼いの女の子をモデルとしているため、トイストーリー1、2ではヒツジのおもちゃも彼女の周りにいました。

 

そんな彼女とウッディたちが離れ離れとなった約9年前のお話

雨の中、濁流が流れる用水路にはまってしまったおもちゃのラジコンを救うべく、作戦を立てるウッディとボーたちおもちゃ。思いも寄らないアイディアとダイナミックなアクションで無事にラジコンを救出します。

 

そんな矢先に、アンディの妹モリ―のおもちゃたちが別の誰かに引き取られるのですが、そのおもちゃたちの中にボーがいたのです。

そして、ウッディたちおもちゃがアンディーからボニーへと引き継がれた現在。

 

ボニーが女の子ゆえか、ボニーのごっこ遊びにウッディが加わる機会が減ってゆきます。それどころか、ウッディの保安官バッジはジェシーの胸に付けられる始末。それでも持ち主のボニーが喜んでくれるならおもちゃとして良いことだと気持ちを切り替えるウッディ。

 

ボニーは保育園から幼稚園へと進級(?)しますが、引っ込み思案の性格であるボニーを心配しいてもたってもいられなくなったウッディは、ボニーのカバンにこっそり入り幼稚園へついていくことにします。

 

他の園児たちと距離を縮められず心細く不安なボニーを救うべく、ゴミ箱から漁ったプラスティックの先割れスプーンや赤い針金のモールをボニーのもとに投げ入れたことで、ボニーは新しいおもちゃ「フォーキー」を生み出します。そしてフォーキーはボニーにとって心の拠り所となります。

 

しかし、フォーキーはそれどころじゃない。自分はただのゴミだと思い込んでいるため、ボニーの部屋に帰ってきても何度も何度もゴミ箱へ戻ろうとしてしまいます。

 

ウッディは、君はゴミではなくおもちゃだとフォーキーに何度も言い聞かせ、君がいないとボニーが悲しんでしまうことも言い聞かせますが、なかなか聞き入れてくれません。

 

幼稚園に行けたご褒美にキャンプへ出かけることになったボニーと家族。

おもちゃたちはキャンプへ同行することになり、ウッディはフォーキーから目を離さず監視することを決断しますが、それでもフォーキーが窓からこっそり逃げてしまいます。

 

キャンプ地で合流することを約束し単独行動でフォーキーを探すことになったウッディは、なんとか無事に彼を探し出しキャンプ地の近くにある移動遊園地の前までフォーキーを連れて行きますが、目の前に建っているアンティークショップを見て、かつての仲間がいるかもしれないという思いに駆られてしまい、フォーキーを連れて店に侵入してしまいます。

 

店内でウッディと同じくボイスボックスを内蔵するギャビーギャビ―という女の子の人形と出会います。しかし、彼女は製造不良のためおしゃべりができず、アンティークショップで60年も過ごしてきました。ボイスボックスを取り換えれば引き取り手が着くと考えたギャビーギャビ―は、ウッディに備わっているボイスボックスを奪おうと企みます。

 

何とかアンティークショップから抜け出すことに成功したウッディでしたが、フォーキーは捕らわれの身となってしまいます。どうにかして救出を試みようとする最中、かつての仲間ボーと再会します。ボーは持ち主に縛られるわけでもなく場所を転々としながら美しく逞しく成長を遂げていました。

 

そしてウッディは仲間のフォーキーを助けるためにボーに協力を頼み、アンティークショップへと向かいます。

 

一方、未だ帰ってこないウッディを心配していたバズたちおもちゃ。

バズは、ウッディを助けるために車の中から飛び出し外の世界へ向かいますが、移動遊園地の射的のお兄さんに捕まり、店の景品にされてしまいます。

 

そこで出会った鳥のぬいぐるみ、ダッキーとバニーと共に抜け出し、ウッディたちと合流することに成功します。

 

果たしてウッディたちはフォーキーを無事に救出し、ボニーの元へ帰ることができるのか!?

 

そしてボーのような自由奔放な生き方や、ギャビーたちのように遊んでもらえないままのおもちゃとしての日々を送る姿を目の当たりにしたウッディは、「内なる声」とどう向き合ってどんな答えを出すのか・・・。

 

「トイストーリー4」の見どころ(ここ見て)


まずは、さらに進化した映像技術。ボー・ピープの陶器の質感や新キャラクターダッキー&バニーのぬいぐるみとしてのモフモフ感、遊園地などの景色。リアル感の向上が凄まじいです。

 

今回もハラハラドキドキのアクションはもとより、個性豊かな新キャラクターたちの過去も含めた背景にも注目していただきたい。

 

新キャラの紹介はココもご参照ください。
(リンク)「トイストーリー4の新キャラクター紹介」

 

そして、トリビア&隠れ〇〇

ダッキーとバニーが女性を脅かすシーン。女性が叫びながら逃げるとき彼女の家の番地が237となっています。これは、映画『シャイニング』で主人公ジャックが美しい女性と出会ったと思いきや、鏡に映った彼女は老婆だったというシーンの部屋番号と同じです。ギャビー・ギャビーの不吉な登場シーンでかかる音楽も『シャイニング』のラストシーンでかかった曲です。

 

今回初めて再生されるバズの内蔵音声として「ポッドベイのドアを開けてくれ」というセリフ。
これはスタンリー・キューブリック監督の映画『2001年宇宙の旅』(1968)に登場するセリフです。

 

他にもピクサー作品としての他のキャラクターがこっそり登場しています

 

「トイストーリー4」を見た感想


さて、「トイストーリー3」でアンディとウッディの物語は終わりましたが、彼(ウッディ)のその後については、まだ語るべきストーリーが残っていると感じたのです」とプロデューサーのマーク・ニールセンはピクサーの試写イベントで語っていました。

 

トイストーリーシリーズは「3」で終わることも十分可能ではあったと思うし、続編を作るにしても新しい持ち主ボニーとの物語とすればいくらでも作れると思っていましたが、「語るべきストーリー」と言った所に深いテーマが残っているんだなと感じました。

 

「トイ・ストーリー」シリーズに共通する大きなテーマは、“自分はどうして存在し、なにをすべきなのか?” と感じ取りました。

 

そして今回の「語るべきストーリー」には、”なすべきことをやり遂げたあとにもやれることはたくさんある”、”正解は一つだけではない”ということ。

 

けれども、「2」のジェシー、「3」のロッツォにも同様のテーマが当てはまるのではないかとも思いますが、「4」はそれをはっきりと示したんだと受け取りました。

 

今作でのCMではやたらとダイヤモンド・ユカイさんが歌う「君はともだち」が耳につきましたが、映画終盤でのウッディとバズたちの別れのシーンで、心の中にいつでも「俺がついてるぜ」と、ピッタリやんけ、と涙腺が崩壊してしまいます。

 

それから、新キャラ、旧キャラを絡めたショートストーリーが出来たらなぁと願っています。

 

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